にんにくは、もともと、たんぱく質やビタミンと結合して、より栄養価値がアップされるという特質を持っています。
卵黄は、上質の脂肪やたんぱく質、ビタミンを多量に含んでいる栄養価の高い食品です。
にんにくと卵黄を煮詰めてつくった粉末は、滋養強壮効果が抜群、また血圧の調整にすぐれた威力を発揮します。高血圧、低血圧、いずれの傾向にある人にも最高の健康食品です。外に、便秘がちの人にも効果があります。
○卵黄入りにんにく味噌のつくり方
ゴマ油で味噌と薄切りのにんにくを炒め、そこに卵黄を落としてさらに炒め、砂糖や蜂蜜で食べやすいように味付けしてできあがりです。御飯のおかず、お酒やビールのおつまみ、きゅうりやしょうがなどにつけて食べると、疲労回復、夏バテ防止、強壮に効果があります。
○牛刺(ぎゅうさし)や生肉を食べる時のタレに、卵黄とにんにくおろしを入れる
にんにくには、抗菌作用があるので、生肉や生魚などを食べる時に、おろしにんにくを合わせて用いると効果があります。衛生上の利点ばかりでなく、にんにくは生ものの味を引き立ててくれます。問題は、生のにんにくは、匂いと辛味があって食べにくいことですが、卵黄といっしょに食べますと、とても食べやすくなります。生の牛肉刺身は、タレの中に卵黄とおろしにんにくを入れて食べると、いっそう味がまろやかになり、肉の臭みが消えておいしくなります。
○粉末にんにく
昔からつくり方が伝わってきました。途中に立ちのぼる匂いとコツ(特に卵黄を入れるタイミング等)がわからなくて、体にいいことはわかっているのにつくれないと言う方も多いようですが、つくってみれば簡単、ちょっとガンバってあなたの家のスタミナ健康食にしてみませんか。にんにくの皮をむいて弓形にします。鍋に入れて水煮、他のものは入れてはいけません。煮込んでいけば、やがてドロドロに溶けてしまいます。卵の黄身(白身は入れません)を10個程度入れ、さらに煮込むと水気が飛んでカリカリになります。鍋から出してすりばちですって粉末状にして出来上がり。
疲れた時、風邪っ気の時にこんなにいいものはありません。高血圧の人や便秘気味の人にも絶対におすすめの粉末にんにくです。
○粉末にんにくのつくり方
にんにくの皮をむいて、鍋に入れます |
水だけを加えて煮込みます
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ぐつぐつ煮込みます
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やがてドロドロに煮溶けます
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卵黄だけを10個ほど入れます
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さらに煮込んで水分を飛ばします
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水分が飛んでカリカリになります
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鍋から出してすり鉢ですって粉末に
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