卵油は、鶏卵の黄身だけをフライパンなどで根気よく炒って作ります。飲むのは手軽ですが、作るとなると、大体2時間くらいかかります。初めての方には面倒に感じられるかもしれませんが、これだけの時間を掛けて黄身を熱してやらないと卵油は出てきません。しかし、1、2度失敗したとしても要領がつかめれば、必ず誰にでも作れるようになります。
使う道具は鉄製のフライパンと木べらだけです。
○良質で新鮮な卵を使い手間と時間をたっぷりかけて下さい
|
卵を割り、手で黄身だけをすくい取ります。カラザも取り除いてください。一回で25〜30個くらいが適量です。 |
|
コンロにかけ、弱火にします。じっくりとスクランブルエッグをつくる要領でかきまぜてください。 |
|
少しずつ火がとおり、ポロポロした状態からサラサラとした状態になります。 |
|
鮮やかな黄色から火がとおるにしたがい茶色に変化、煙と匂いが立ちのぼるようになってきます。 |
|
茶色から焦茶色、さらに黒くなってきます。煙も匂いも激しくなり、しだいにじっとりしてきます。 |
|
作り始めて約2時間。 少しずつ、じわーっと黒い液体がにじみ出てきます。これが卵油です。 |
|
○保存方法
出てくる量は、ほんのわずかです。卵黄25個で大サジ4〜5杯位が目安です。出来上がったら、茶こしやこし紙で残りカスを取り除いて、熱いうちにフタの付いた容器に入れ、冷暗所(冷蔵庫に入れる必要はありません)で保管します。卵油は殺菌力がとても強く腐敗もしないため、1度作っておけば、2〜3年は保存できます。
○召し上がり方
卵油は特有のこげくさい臭いがするので、いささか飲みにくいものです。そのため、市販のハードカプセルに入れていただくか、オブラートに包んで飲むと良いでしょう。もちろん、そのままスプーンにすくって飲んでもかまいません。1回分は小さじ半〜1杯くらいを一日に2〜3回、目安に体調に合わせて加減します。飲むタイミングは、食後すぐがおすすめです。 |
|