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>> こんなとき、にんにくの出番です
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こんなとき、にんにくの出番です
○疲労予防と疲労回復
24時間闘うビジネス戦士や、ハードな家事労働に従事する主婦にとって疲労は禁物です。今日も明日も、それ行けGOGOの働き蜂には、にんにくの滋養強壮効果こそが救いの神といったところです。少し疲れたかな?と思ったらためらわず「にんにくさん出番ですよ!」というわけです。
ギリシャの歴史学者によると、古代エジプトのピラミッド建設に従事した奴隷が、過酷な労働に耐えるために、野生のにんにくを食べていたといいます。あの天を突くピラミッドの壁面には、奴隷の流したにんにくの汗と涙がしみついているというわけですね。
にんにくは、まさに偉大な労働力の源泉ということになります。
○精力のおとろえを感じた時、もう少しと考える人
どうもおとろえを感じるなとか、もう少しなんとかしたいなと考えた時には、すぐに「にんにく」コールをしてみることです。
にんにくは速効性があり、かなり期待がもてるものです。
中国漢方薬草学の古典である『本草綱目』には「にんにくを生で食すれば怒りが内にみなぎり、煮て食べると性欲が高まるので、仏教や道教ではにんにくを禁じている」と記述されています。怒りが内にみなぎるというのは、カッカッとして闘争的になるということでしょう。
にんにくには速効性があるので、食べて何時間かすればみるみるうちにという可能性もあります。しかしにんにくのすぐれているのは、体の中から効いてくるという点です。
○風邪の予防と風邪をひいた時
風邪はどんな場合でも体力が弱っているときにかかりやすいのです。その点を考えるならば、常日頃よりにんにくを常食して体力をつけておくことが大切です。
また、ちょっと風邪気味かなと思ったら、いつもより多めに、あるいは積極的に、にんにくを食べるようにすることです。
とうとう本格的に風邪をひいてしまったら、そくざに「にんにくさん」の出番です。にんにくとねぎのみじん切り、みそ、削り節を練り合わせて熱湯をそそいで飲むというのは、日本古来からの民間療法です。
熱をともなう風邪には、体を温めるにんにくは、悪寒の防止になり、また発汗させることで解熱の役目も果たします。
○病中、病後の体力の回復
病気になれば、体が弱り体力がなくなるのは当然のこと。仮に病気が治っても、すぐには体力は回復しません。そんな時こそ、にんにくさんの出番です。
にんにくそのものに強精、強壮の効果があるばかりではなく、消化器官を刺激し、食欲を増進させます。そのためにバランスの良い栄養補給に大きな力を発揮いたします。
○便秘の予防と便秘になった時
にんにくには、消化器官を刺激し、食欲を増進させたり腸を整える働きがあります。便秘体質の人は、にんにくを常食することで便秘を防ぐこともできます。また、便秘になった場合にんにくを多めに食べることで解消することができます。
にんにくの整腸作用は、アリシンが大腸を刺激して、消化の働きを助けるのがその主な理由です。
便秘ばかりではなく下痢にも効果がありますが、下痢の場合は、生にんにくではなく、焼いたり煮たりしたものを少量ずつ食べるようにすべきです。
○二日酔いの防止と二日酔いの時
意外に思われるかもしれませんが、にんにくは二日酔いや二日酔いの防止に効果があります。お酒を飲む前ににんにくを食べておきますと、不思議なことに翌朝、胃腸が快調です。実は、にんにくは肝臓を守る力があるからです。
肝臓で作られる酵素のGOT、GPTが、正常な数値を保っていれば、機能は正しく働いているのですが、機能が弱ってくると、一挙に数値がはね上がります。この数値を測定することによって、肝機能の正常、異常を判断することができます。この数値の一定以上の人ににんにくを一ヶ月間常食させたところ、全員が正常値に戻ったという実験結果が出ています。
「ちょっと飲み過ぎたかな」と思ったら、迷わず「にんにくさん出番ですよ」をお忘れなくどうぞ。
○鮮度の落ちた魚肉を食べる時
にんにくには殺菌(抗菌)力がある。生の魚や肉を食べる時、にんにくを合わせて摂れば食中毒を防ぐことができます。
単に中毒防止だけでなく、味を引き立て、ビタミンなどの栄養素の有効な吸収を助ける働きもします。
さらに、にんにくは、ぎょう虫などの虫くだし効果もあります。これもにんにく成分のアリシンの威力です。
サラダや生の魚肉を好んで食べる人は、体内に寄生虫がいることが多いのですが、にんにくによって虫は活力を失い、やがて死滅して排泄することができます。
○眠りたいのに眠れない時
意外に思うかもしれませんが、にんにくは不眠症傾向にある人にも効果があると言われております。その原因は、はっきりとしない面もありますが、その匂いにあるのでないかと言われております。にんにく独特の臭気が、精神安定の効果をもっているのではないかというのです。
理論的には匂い成分のアリシンが、神経細胞のリポイドに作用して興奮を鎮めるのではないかと考えられています。
○暑さ寒さがこたえる時
にんにくを多量に食べる国というのは、だいたいにおいて寒い国か暑い国です。
理由は、にんにくが寒さをしのいだり、夏ばてを克服するのに適した食べ物だからと言っていいでしょう。
足が冷えて眠れないという人が、にんにくを食べるようになってから足の冷えがなくなったと語っています。同様に、夏になると急に食欲がなくなり、体力が落ちるという人が、にんにくを食べるようになってから、食欲が衰えず、体調良好だというのです。
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