身体のすみずみにまで栄養素が行き渡り、生理機能を正常にします。 |
○老化予防
血液中に含まれる脂肪分が酸化すると過酸化脂質となり、血液の循環を滞らせ、、身体のすみずみに栄養分や酸素が行き渡らなくなります。その結果、細胞が老化を始め新陳代謝も不活発となって、体調全般が落ちます。 年配の方の顔に現れるシミ、老人班も細胞の活性化が衰えて老化色素が沈着したもので、血液循環が大きく影響しています。つまり、体内の脂肪分の酸化を防ぐビタミンE(トコフェノール)を含む卵油は老化防止の食品として理想的なのです。
○脳軟化症(ボケ)防止
卵油レシチンの構成成分の一つであるコリンは神経伝達物質、つまり正常な神経の成長に欠くことのできないものです。特に物忘れなどの原因に、コリン誘導体であるアセチルコリンの不足が関わっていることが報告され、コリンの摂取による予防が注目されています。
○動脈硬化、血栓症、高血圧、心臓疾患等の予防
卵油に含まれるレシチンは血液循環を促進する働きとともに、脂肪の消化も助け、コレステロールを細かく砕き、その上、善玉(HDL)コレステロールを増やす働きがあることが分かっています。卵にはコレステロールが含まれていますが、黄身に含まれている多量のレシチンによる効果の方が、様々な疾患予防につながります。
○美容効果
みずみずしい肌を作り出すには、肺が水分でたっぷり湿り気を持っており、その湿り気に酸素が溶け込んで身体のすみずみに運ばれる必要があります。しかし、年をとると、体内の水分含有率がいちじるしく下がり、肺の湿り気が不足してきます。レシチンは肺の中の水分確保に大きく関係しているらしいことが最近の研究で分かりました。美容と肌荒れに気を使う女性はレシチンをたっぷり摂りましょう。